Real Job Hunting

すべての優秀な就活生に送る、「就職活動の考え方」

【店員さんに聞いてみた】スターバックスコーヒーでのアルバイト経験は就職活動を有利にするのか?(2)

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前回の記事はこちら

【店員さんに聞いてみた】スターバックスコーヒーでのアルバイト経験は就職活動を有利にするのか?(1)

前回は、スターバックスの「働く環境」が、学生の思考力を高めたり、組織をマネジメントしていくうえでの貴重な経験を得られる場所だというお話をしました。

今回はもっと突っ込んで、「正直、スタバでの経歴で就職活動を有利にするのか?」ということを聞いてみました。

 

■結論!「スタバでの経歴は必ずしも有利とは限らない」

お話をお伺いしたところ、彼女の場合は、3年以上もスターバックスで働き、彼女自身高い意識をもって取り組んでいたそうです。

その結果、アルバイトながらにしてマネジメントを「する側」の人になることができたわけですね。

そんな彼女曰く、「スタバ経歴は必ずしも就活を有利にはしません。」とのこと。

一体どういうことなのでしょうか?

 

■面接官はスタバの話を「何度も」聞いている

企業の面接官の方はこれまで何千・何万と学生を見てきています。

それだけ学生がいて、さらに「スタバは有利だ!」なんて言われているので、学生からスターバックスの話を聞くことは非常に多いそうです。(業種にもよりますが。)

その結果、「面接官はスターバックスでの話を聞いたうえで、その中でどのような価値を発揮していたかを、ある程度見極めることができる」と彼女は言います。

確かに、冷静に考えてみれば、何回も同じアルバイト経験の話を聞いていれば、ある程度話の質にはばらつきがあるはずで、同じ「スタバ経歴」でも差が出てしまうのは当然ですね。

「スタバで働いていた」というネームバリューだけでは通用しなくなっている、というのが事実なのだと思います。

 

社会人になってもそうですが、やはり「どこで働いていたか」ではなく、「どうやって働いていたか」は非常に重要になってくるんですね。

超一流企業のやる気のない社員と、中小企業といえども意識が高く、つねに行動的な社員とでは、どちらの方が他人の目によく映るでしょうか?答えは自明ですよね。

 

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*1:photo by VIKTOR HANACEK

【店員さんに聞いてみた】スターバックスコーヒーでのアルバイト経験は就職活動を有利にするのか?(1)

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こんばんは、ハニーです。

皆様はアルバイトをしていますか?

私は一度、生まれ持った方向音痴が仇となり配達のバイトをクビになったりしました。向き不向きはあるものですね。

さて、「スタバでのアルバイトは就活に有利だ!」「マクドナルドでのアルバイトは就活に有利だ!」なんて話をよく聞きますよね。実際はどうなんでしょう?

今回はちょうど筆者の友人がスターバックスで働いていて、就職活動も終えた、ということだったので話を聞いてみました。

彼女はスターバックスで働き始めて3年が経ちます。

彼女は、最終的には志望業界に入社することのできた「就活成功組」のように見えますが、実際はどうなんでしょうか?

まず、スターバックスのアルバイト環境についてお話してくれました。

 

スターバックスコーヒーはアルバイト環境が優れている

彼女曰く、スターバックスは「アルバイト環境」がかなり優れている、ということでした。

具体的に「優れている」とはどういうことなのでしょうか?

(1)アルバイトがアルバイトをマネジメントする教育制度

スターバックスでは、アルバイトの中から選ばれた人々がその他のアルバイトをマネジメントする、という教育制度があるそうです。

勿論、マネジメントする際に求められる能力は甘くはないそうです。それでも、学生の内から組織の中で部下を持ち、「どうすれば組織の価値を最大化できるのか」ということを考えられるのは非常に貴重な経験になりますね。

学生の内からそういった経験を積んでおくことで、自然と自分の視点も上がりますし、いざ社会人になり新しい組織に入った時も、組織全体の課題を発見しやすくなるのは当然のことと言えるのではないでしょうか。

 

(2)自分で考えさせられる環境

スターバックスコーヒーには、接客について「業務マニュアル」が存在しないそうです。

なんでも「自ら考えて、お客様に感動を提供する」という営業方針があるんだとか。

お客様によってそれぞれスターバックスに求める価値は異なってきますよね。

例えば、ハニーだと「おしゃれに作業したい」からスターバックスで作業をします。

でも、これを読んでいる方は「デートの休憩に使いたい」とか、「美味しいコーヒーが飲みたい」など、まったく違う価値を求めているかもしれません。

そういったことを考えれば、業務マニュアルが存在しないこと事体はあまり不思議ではないかもしれません。

重要なのは、「何を、誰に、なぜ、どうやって」ということを常に考えさせられる環境があるということです。

こういった考える経験を多く積んでいれば、自然と思考力が高まっていき、就職活動の時も、「なぜその企業に入りたいのか?」みたいな質問に答えるのも苦じゃなくなってくるそうです。

 

次回は、本当に就職活動において「スタバ経歴」は有効だったのか?ということについて書いていきますので、ご期待ください。

 

■ 10/27(火)開催!秋選考徹底攻略講座のご案内

対話こそが至高!エンカレッジ自己分析面談のご案内

 

*1:photo by VIKTOR HANACEK

【イベントレポート】10/22(木) エンカレッジ秋選考徹底攻略講座

こんにちは。

昨日10/22(木)にエンカレッジ神戸支部によるセミナーが開催されました。

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①エンカレッジによる、「秋以降の就職活動の動き方」についてのレクチャー

②実践ワーク+フィードバック

③16卒内定者との座談会

このあたりがメインの内容になっておりました。

16卒内定者のジャンルもベンチャー企業から大手企業内定者まで幅広かったので、座談会ではどのテーブルも非常に盛り上がっていましたね。

今回はその中でもハニーが受けた質問をピックアップしておきます。

■「自己分析」のやり方がわからない!

バズワードのように、広まっている「自己分析」。

やり方は人それぞれかもしれませんが、「他人との対話」は非常に有効な手段かもしれません。

詳細はこちらの記事をどうぞ。「好きなことを仕事にする」のは正しいのか?

■高学歴ブランドがあるのになぜベンチャー企業を選ぶのか?

これはやはり、有名大学の学生さんならではの質問でしたね。

ハニーは、学歴の価値は、「学校名」ではなく、「コミュニティの質」にあると思っています。

詳細はこちらの記事をどうぞ。「高学歴ブランド」が気づけば「足枷」になってしまう怖さ

 

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

座談会ではまだまだ話したりなかったと思いますので、ぜひ気になる先輩がいれば面談応募フォームからお気軽にどうぞ!

まだ参加登録をしていない皆様、10/27(火)17:00-19:30 の会ですと、まだ空席がございますので、ぜひご参加ください!

 

■ 10/27(火)開催!エンカレッジ秋選考徹底講座

■ エンカレッジ自己分析面談応募フォーム

 

「好きなことを仕事にする」のは正しいのか?

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こんばんは。

人生に絶対的な解がないように、仕事選びにも絶対的に正しい答えなんて存在していないと思います。ハニーです。

ただ、「好きなことを仕事にするってどうなの?」という声はよく聞こえてきますので、今回は私が就職活動中に出会った、かなり心に響いた考え方を紹介させてください。

そんな訳で、今回の記事は、「喜びを感じる可能性が高い」職場を選ぶための考え方を知りたい人向けの記事になります。

「好きな仕事」ってそもそもなんなのかを考え直してみようぜ!という感じの内容です。

 

 ■好きなことを仕事にするとは?

まず、「好きなことを仕事にする」という言葉ははふたつの要素に分解します。

「好きなことを仕事にする」=「好きなこと」×「仕事にする」

 そして、それぞれの要素について考えます。

 

■「好きなこと」

「好き」という感情は、今までの自分の人生の経験に依存します。

就職活動という文脈での「好き」は以下のように探ることができます。

高校時代の野球部に所属していて、仲間と苦労し勝負に勝った時に喜びを感じた。

⇒自分のモチベーションが上がる瞬間は、仲間と共に勝負に勝った瞬間である。

⇒日常的に、仲間と共に誰かと勝負ができる環境が好ましいのはないか?(仮説)

なるほど、いわゆる自己分析というものですね。はい。

自分の変化のタイミングを丁寧に切り取って、心情の変化を文字にしていく作業です。

未来の感情の大部分は、過去の経験から作られるので、今までの人生という「限定的な好き」であっても、今後も同じタイミングで喜びを感じる可能性は高いです。

今までの人生における、自分の「好きの瞬間」を拾っていくことは就職活動においてはとても大事な作業だと言えます。

 

■「仕事にする」

ここまでは割と簡単に整理できるのですが、問題はこの次です。

実際に見て、感じてみないと、「仮説」が実現できる「仕事環境」を網羅的に判別できることは難しいんです。

今までの人生の中での「好き」を、仕事環境として類推するところまではできます。でも、想像した仕事環境を、実際に選択肢として考えるためには、別の作業が必要になります。

それがOB訪問や業界研究だったりします。「自己分析」で立てた「仮説」を検証するのが、インターンや選考、OB訪問などと考えてみましょう。

とにかく、人生の軸になりそうな仮説を仕事環境に落とし込んで、「実際はどうなのか?」を自分の目で確かめるのです。

このような、「仮説検証」を繰り返すことが就職活動です。

 

■筆者の経験談

と、ざっくり上記のような内容でした。

私は当時、「服が好きだからアパレルだ!」みたいな短絡的な考えだったんですが、この考え方をしてみると、自分は「服を売る・着る」ことよりも「服の知識を人に話す」ことに喜びを感じることがわかったりしました。じゃあアパレル以外にもあるでしょ、っていう感じでどんどん深まっていきました。

詳細は省きますが、これにはかなり納得しました。

1つ経験談をお話をすると、「自己分析」に関しては人との対話で自分の人生を話してみたりすることで「仮説立て」が効率的に進みました。

そして今は、こういった経験をしている人が集まっているエンカレッジだからこそ、自己分析からの効率的な「仮説立て」を面談でお手伝いできると思っています。

 

■エンカレッジの面談についての詳細■

面談ですぐに分かる「優秀な人」の特徴

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こんばんは。

先日、社会人の方と話す機会があったのですが、コミュニケーションや思考力において、優秀な人があまりに多いので、さらに自分にストイックになる決意をしました。ハニーです。

私もちょっと前まではそうだったのですが、誰かが答えを持ってるかのように「聞きまくる」人って結構いますよね。

「どうすればいいですか?」って。

社会にでると、答えのないことのほうが多いという認識がまだないのでしょう。

私も始めのうちは全く受け入れ難かったのをよく覚えています。

今までの学校で教えらてきた勉強では答えもあって、そのための解答法もすでに用意されてましたからね。

 

■宗教と哲学の決定的な違い

答えのない問いの答えを誰かに求めるってことは宗教と同じ。
宗教の目的は「ある問い」に対する「ある答え」を大量の人間に信じさせて大きなコミュニティーを作ること。

哲学の目的は「ある問い」に対する「ある答え」を自分で自分に問い続けること。
人生とかキャリアは哲学的領域に属するから、答えは自分で考え続けて考え続けて追い求めていくしかない。答えは個々人の中にしかないんですよね。

常に批判的に、深く深く。そうして世界観を作りあげて、その中で意思決定を行うことで、一貫性を作る。これが中々にしんどいんですが。

だから皆さんと面談するときは決まって、まず自分で考えてもらうようにしてます。

時間の使い方、何を話したくてその背景はなにで…みたいなことを事前に考えて整理してもらうんですね。

結局のところ、自分で考えることでしか納得感って得られません。誰かの言うことを盲信することで満足する人は優秀な層にはいないでしょうしね。

 

■優秀さは少しの面談で判明する

他の内定者や社員の方と話すときも全部事前に考えろ!とは言いませんが、基本的には上のような準備をすることは基本の基本です。「裸一貫で来ました!」みたいな人はその時点で半分相手にされなくなってしまうんです。

レベルが上がれば上がる程、この法則はかなり強くなってきます。 

相談があるなら「質問と背景」はセットで話しましょう。

意見があるなら「主張と根拠」はセットで話しましょう。

世界観を語るなら「あくまで自分の」ということを強く意識して。

案外、そういう準備をしてくる人って何十人に一人なので印象にも残るんです。

そしてその中でも、かなりいい準備をしてくるのはほんの一握りだったりします。

つまり、自分が何を目的にその人に会って、そこで自分の意見を根拠と一緒に言えるだけでかなり差をつけれるんです。

 

人生にチャンスってそんなに訪れないので一回一回の機会を大事に扱ってあげて下さい。

就活界隈はみんなが思うより繋がってます。いい噂も悪い噂もすぐにまわります。どうせなら、いい噂で下駄を履きたいですよね。

 

とはいえ、いきなり本番の社員さんへの面談で初めてのことはできません。

そういう人は、一度、エンカレッジのメンバーなんかと面談して、練習してみるのが得策かもしれません。

今だからこそ、気軽に面談の練習をしてみて、あなたの「コミュニケーション」を見直してみるのもいいかもしれないですね。

 

■エンカレッジ面談についての詳細

就活生が身に着けておくべき「イケてる」内定者を見抜くためのチェックポイント

 

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こんばんは。

最近はどうすれば「イケてる」社会人になれるのかを自問自答しているハニーです。

思い切って高級スーツでも買えばいいのかと思いましたが、そういえば弊社はオフィスカジュアルでした。

外見を気にする前に実力をつけようと思います。

 

さて、『「高学歴ブランド」が気付けば「足枷」になってしまう怖さ 』 でもお伝えした通り、

就職活動においては、自分で考えまくるよりも、先輩や、社会人の人の話を聞いたほうが手っ取り早いことがたくさんあります。

例えば、就職活動のスケジュールが変わり4月から本選考スタート!みたいな就職活動の実態はちょうど16卒の先輩しか知らないわけです。

だから、じゃんじゃん先輩の話聞いちゃいましょう!ということなんですが、もちろん「人を見る目」はかなり大事です。

ただの自己承認欲求のために他の人に偉そうなことを言ってしまう人もたまにいたりしますからね。

なので今回は、特に「イケてる」内定者を見分けるときのポイントをお伝えします。 

 

■「イケてる」内定者の3つの共通点

「イケてるなぁ」と思う内定者には大体3つくらい共通点があります。

 

(1)会社や社員の自慢をしない

「イケてる」内定者の方々は自分がどうあるべきかということを最も重要視して考えてますので他人の自慢なんてしている暇がないわけですね。

たまにお見かけするのが、「自分の会社は○○って本を書いたすごい優秀な人はいるんだぜ!」みたいなタイプですね。

そこから派生して、「自分はこういうところが足りてないかたこの人からその知識を吸収しようと思ってる」なんて言えれば立派なんですが。ただの自慢だけだと「イタい」内定者ですよね。

 

(2)自分の未来と組織の未来を重ねている

これもかなり重要なポイントですね。
自分が組織に対してこういう成果を出す、と宣言できることは自分と組織への理解が深い証拠です。

勘違いしてはいけないのが、「尖った人」=スゲー人ではない、ということです。

本当にすごい人は尖りながらも組織のことをしっかり考えられていますので、ただの自己中ではないということです。

 

(3)具体的なことがちゃんと自分の言葉で理解できている
例えば、「自分の内定先は業績がいい」とか言っちゃう人は危険です。それは何も説明していないのと同じです。

その仕組みを具体性と一貫性を持ってちゃんと説明できることが大事です。

 

大きく3つくらいポイントあげましたが、要は、 少なくとも彼らはみんなすごく謙虚なんです。自信はあっても自慢をするところは聞いたことがありません。泰然として個人として確立しながらも、組織への造形がかなり深いわけですね。

 

エンカレッジには、こういった「イケてる」内定者が結構な数いまして、さらに17卒の方に向けて面談を実施したりしています。

就職活動の壁にぶち当たったりしている方はぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか?

しっかりと人は選んでおり、中途半端なメンターはおりませんのでそこはご安心を。

 

■詳細

 

「高学歴ブランド」が気づけば「足枷」になってしまう怖さ

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(想定読了時間:5分)

こんばんは。

就職活動を終え、あとは卒業論文というラスボスを倒せば、4月から晴れて社会人の仲間入りをするハニーです。

周囲には就職を嫌がる声も多いですが、私は楽しみでなりません。

それは、「自分が納得のいく就職」をしたと認識できているということですね。

そんな私でも、就職活動中には、かなりの壁にぶつかってきました。

特に、立派な学歴を持つ学生が陥りやすい罠には存分にはまりました。

一見立派な高学歴がとてつもない足かせになってしまうのです。あぁ、怖い。

今回は、その足枷のやばさと、私がどうやってそんな状況を打破したのかを合わせて書いてみます。

 

■陥りやすい「学歴ブランド」の罠

高学歴の方々、特に関西圏でももてはやされるような名だたる大学で勉学に励まれた人々は往々にして「せっかく○○大学に入ったのだから…」というマインドが働き、気づけば自分の意思ではなく、親や学歴といった「外部環境」によって自分の進路を決定してしまいがちです。これが致命的な理由は2つあります。

 

(1)誤ったファーストキャリアは社会を見つめるときの「メガネの度数」を狂わせる

今後私たちは社会人になれば約40年間、仕事に従事するわけです。その際に社会を見つめる「メガネ」は非常に重要になります。

例えば、ファーストキャリアを自分の意思とは関係なく決めてしまった場合、「仕事が楽しくない」だの、「俺のすべき仕事ではない」だの、不満があふれて「仕事は我慢してするものだ」などと思ってしまうわけです。

もちろん仕事には我慢しなければならない局面も多々ありますが、全体で見れば、目標に向かって組織での自分の価値を最大化していく、というこの上なく楽しいものであるはずなのです。

筆者は中学生時代、野球をしていたのですが、親にいやいややらされていた友人は、成果がでずに万年補欠でした。そしてそのほとんどは高校では野球をやめ、野球を嫌うようになっていきました。

外部環境に頼った意思決定の先で成果が出ないと、人はずっと従事していることに対して何の魅力を感じなくなってしまうのです。

 

(2)外部環境に頼った決定は言い訳を生む

先ほどの内容と少しかぶりますが、例えば、親に心配をかけたくないからという理由で自分の気持ちを抑えて大企業に就職したとしましょう。そこで仮に初めの2、3年は下積みがあり、思うような仕事ができないとなると、外部環境に依存して意思決定をした人は自分の過去の意思決定を「他人のせい」にすることで解消してしまうのです。

「親に心配をかけまいと思ってこの道を選んだのに…」

「周囲がこの企業を進めてきたから入社したのに…」

そういうマインドが無意識で働いてしまうのです。

また、外部環境に依存した決定をしてしまった人は、本当の逆境に陥った時に「自分がなぜ今それをやっているのか」という本質的な問いに答えることができず、完全に自分で意思決定した人と比較すると、発揮できるバリューの価値の差は火を見るよりも明らかなわけです。これは、逆境は多いであろう社会においてかなり致命的なものになります。

 

■筆者が実行した「足枷」対策

とはいえ、現在はこの上なく立派なコミュニティにいるわけで、「その学歴ブランドが足枷になっててがやばいんだぜ!」と言われても、そんなに簡単にマインドセットを変えることはできませんよね。

冒頭で述べた通り、筆者も完全に立派な学歴が足枷になっていた時がありました。そんなときに実行した対策をご紹介します

 

・とにかく新しい人に会って話を聞く 

これが一番オススメしたい方法です。なにより手っ取り早い。私も就職活動時代は様々な先輩や社会人の方の話を聞いて、様々なことを教えていただきました。

中には、「自分の過去の意思決定を後悔している」だとか、「入社してからメンタルが崩壊して1度休職した」などのネガティブなお話しもあり、直接そういったお話しを聞くことでかなりやばさを実感できたのを今でも鮮明に覚えています。

やはり、何をするにしても先人の失敗を聞いたうえで、その対策を打つことによってこそ、よりよい成果が期待できるのではないでしょうか。

つまり、「失敗の質」を上げるためには、先人と同じ失敗をしている場合ではないということです。

 

・就職活動系のイベントへ行く

筆者は極度の人見知りでして、いきなり新しい人に会いまくるなんて、本当に無理だと感じていました。

そこで、まずは少人数制(定員20-40名くらい)の就職活動セミナーに行きました。そこでいろいろな同期や、そのセミナーを開催している先輩とのコネクションを作りました。

そこで出会った人々には自分が悩んだときにたくさん相談させていただきましたし、今でも食事に行き様々なことを教えてもらっています。

そこで感じたのは高学歴の価値は「コミュニティの質の高さ」にあるということです。やはり、高学歴の方々は基本的には非常に優秀です。その中に少数でも自分で意思決定をしている人がいると、本格的に自分のやばさに気付いて焦りを感じたりもしました。

そういう人々と直接対話することで、自分自身の意思決定を問い直すきっかけにもなりましたし、学歴によって構成されていた天狗の鼻もへし折られました。

筆者のような人見知りタイプの方は、まずこちらから始めてみてはいかがでしょうか。

 

直近でしたら、10/22(木)・10/27(火)に各回40名限定で少人数制の就職活動セミナーを開催します。

今回はかなり優秀な先輩も当日参加します。確実にみなさんの「足枷」を外す手助けをしてくれることかと思いますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

 ■詳細

Written by honey