ES・面接に向けて!体育会就活に学ぶ自分の強みの見せ方
12月に入り、そろそろ大手企業の選考開始まで残り6ヶ月になりましたね。
本番の面接が6月開始になった、というだけで、選考へのエントリーは4月からスタートするようです。
実質的に自己分析や業界分析をゆっくりできるのもあと4ヶ月くらいということです。そろそろ「自分の売り出し方」について、定まってきましたか?
今回は、体育会系出身で業界大手の内定を獲得した先輩たちに、「体育会系で有利だったこと」を聞いてきました。
「体育会系が就職活動に有利な理由」を考えてみることで、体育会系に所属していない方々も、自分の強みの見せ方がわかるのではないでしょうか。
同じような経験や強みがあれば、別に体育会系に所属している必要はないのですから。
■体力?忍耐力?
体育会での活動から、忍耐力や体力を評価していただいた。(内定先:大手商社)
よく耳にするのが、「体育会系出身の人は体力がある」ということ。これは根性があるとかそういう意味に近いのかもしれません。
ほとんどの企業では、体育会系に所属しているレベルでの「肉体的な体力」が必要な仕事などあまり聞いたことがありません。
要は、常に考え続ける、とか我慢ができるといった性質があるから評価されているのではないでしょうか。
自分で考え続けた経験、我慢した経験を話せればいいのかもしれませんね。
例えば、筆者はアルバイトを4年間続けました。嫌なことも多数ありましたが、現状のオペレーションの改善を考え続け、実際に業務マニュアルを作ったりすると、新人教育にかける時間が削減できました、みたいなことを言って評価された記憶があります。
■組織の大切さを理解しているか?
チームの目標に向け自分がどういう行動したか、という事実が社会での働き方のマッチしていたと思う。(内定先:大手鉄道)
組織について話すときに体育会系出身だと説得力があり、納得してもらいやすかった。(内定先:大手通信)
これは、チームスポーツの部活動経験者の意見ですね。特に大手企業は組織規模が他の企業と比べても大きいです。とはいえ、ベンチャー企業でも必ず、チームは存在します。
勿論、能力が高い人がすべての業務をこなせればいいのですが、事業内容が大きければ大きいほど、難しくなってきます。
世の中のほとんどのビジネスは1人ではできません。つまり、「チームとして」結果を出さなければならないのです。
自分なら、組織の価値をどのように最大化していくのか。その問いに対する自分の考えを持ち、さらにその理由を経験から説明できればいい、という訳ですね。
これも、なにも体育会所属の人でなくても、取り入れられる視点ではないでしょうか。サークルでも、アルバイトでも、組織は組織です。体育会系というのがわかりやすいから評価されやすいだけなのです。
・どういう組織において
・どういう状況になったときに
・何をして
・その結果どうなったのか
という経験に基づいて自分の意見を構築していきましょう。
いかがでしたか?
この考え方はESはもちろん、面接などでもふと話した時に評価されるポイントだと思います。是非参考にしてみてくださいね。
ちなみにですが、12/15(火)に、体育会所属の方限定の就職活動セミナーを行います。こちらは、体育会出身の内定者との座談会などもありますので、ぜひ活用してみてくださいね。
リッチマン・プアウーマン⁉ 就活ラブが起こってしまう心理学的理由とは
「就活恋愛って本当にあるのか?」
こんなことを思ったことはありませんか?
こう見えてハニーは大学で心理学を専攻しておりまして、中でも恋愛心理学については一時期かなり勉強しましたので、今回はその知識を基に「就活ラブ」を心理学的に解剖してみます。
えぇ、就職活動は“恋愛目的”で行うものではありませんよ。断じて。
■16卒内定者に聞いた「リクラブの経験はありますか?」
しかし、実際に気になってしまうの仕方ないですよね。ということで16卒の先輩76人に聞いてみました。
このアンケートの結果、14%の人が「はい」と答えています。
正直、リクラブ経験者はもっと少ないと思っていましたが、思ったよりも就職活動で素敵な人と巡り合うこともあるようです。
■なぜ就職活動で恋心が芽生えるのか
今回は、有斐閣から出版されているアルマシリーズの『心理学・入門』を参考にしながら「就活ラブが起こるワケ」を説明していきます。
・グループワークは最強!「好意の返報性」とは
人は他人から好意を抱かれると、その他人に好意を抱くようになります。この性質を「好意の返報性」と呼びます。
考えてみてください、グループワークなどで、人の意見に対して、初めから否定する人なんていませんよね。
そう、グループワークでは、意見を否定することは良しとされていないため、必然的にこの「好意の返報性」が働きやすい環境だといえるのです。
・「不安とワクワク」吊り橋効果
これは有名な理論ですよね。人は肯定的であれ、否定的であれ、感情が高まっているときに恋に落ちやすいんです。
高校生の時、卒業前にカップルがやたらと増えるのも、「卒業」や「進学」という不安とワクワクの感情の高まりがあるからなんだそう。
要するに、本来、環境が刺激となって生まれている「感情の高まり」を、他人からの刺激だと勘違いしてしまう、というのがこの吊り橋効果です。
就職活動も「不安」と「ワクワク」でいっぱいですよね。そりゃ、人生の中でもかなりビッグなイベントの一つですし。
■「一目惚れ」も偶然じゃない⁉
余談ですが、ロマンチックの典型とも言われている「一目惚れ」も実は運命なんかじゃなかったりします。
一目惚れの相手は結局、昔好きだった人や、家族に顔が似ていることが多いそうです。
例えばA君が毎回あなたの話をすごく優しく聞いてくれるとします。
初めは、「優しく聞いてくれる」という事象に対して喜びを感じます。そしてそれが繰り返されるうちに「A君の顔」=「優しく私の話を聞いてくれる」というイメージが先行します。
こうなると、A君の顔をみるとうれしくなる、つまりは似た要素を持つ顔に一目惚れする、というわワケです。
今回は就職活動とは直接は関係ありませんが、「モテる」ことは就職活動においても非常に重要です。
心理学も息抜きに丁度いいくらいの楽しさですよ。
※ 恋愛はマーケティングに似ている!マーケティング面談のお知らせ
■参考書籍
『心理学・入門』出版社:株式会社有斐閣 著者:サトウタツヤ・渡邊芳之
16卒内定者のススメ!この就活サービスだけは使っておくべし
皆さん、就職活動の情報収集に困っていませんか?
「リクナビ・マイナビ以外は、名前くらいは聞いたことあるけど、どんなものなのかわからない…」
ハニーも始めはずっとそう思っていました。
でも、意外と使いやすい就活支援サービスはたくさんあるんです!
今回は去年就職活動をしていた先輩21人に、ズバリ「後輩にオススメしたい就活支援サービスはなんですか?」と聞いてみました。
■内定者が厳選!使っておくべき就活サービス6つ
(1)Link-i
・社員の方が本当に親身に対応してくれたから。(ベンチャー内定者)
・丁寧に自己分析ができて助かったから。(大手企業内定者)
・優秀な人と出会えるから。(ベンチャー内定者)
(2)Goodfind
(3)En-courage
・先輩との縦のつながりができたから(ベンチャー内定者)
・先輩の就職活動体験談を聞くことができたから。(ベンチャー内定者)
・自己分析が進んだから。(ベンチャー内定者)
・選考の具体的な対策ができたから。(大手企業内定者)
(4)Offerbox
・少人数で社会人や学生と会えるため、発言しやすくなんでも聞けるから。(ベンチャー内定者)
・利用学生の質が高く、刺激になったから。 (ベンチャー内定者)
(5)Vokers
企業のリアルな部分を知ることができたから。(大手企業内定者)
(6)バリ活
・イベントから選考までのスケジュールがスムーズなので効果的に複数の企業を見ることができたから。(ベンチャー内定者)
・比較的なんでも質問しやすかったから。(ベンチャー内定者)
■サービスに使われるな!必要なのは「リテラシー」
いかがでしたか?
上記以外にも、世の中には本当に多くの就活支援系サービスがあります。
筆者としては、どれか1つを盲信的に使うのではなく、いろいろなサービスを使い、検討したうえで自分に合った就職活動をしてほしいと思います。
そのときに、今回お伝えした「先輩の感想」を是非参考にしてみてくださいね。
※ 【今回の業界は「商社」!】11/12(木)開催!業界別企業分析セミナー
*1:photo by anieto2k
直感? 理性?会社を選ぶときに必要なのはどっち
「すごく魅力的だと思う会社だけど、自分の直感でしかない」
このように思ってしまった会社に入社するべきなのでしょうか?
それともそんなものは結局「若気の至り」であり、世間でいう「安定」した職業に就くべきなのでしょうか?
勿論、答えは人それぞれです。ハニーの答えは「最後は直感で選ぶ。」これに尽きます。
今回は、すこし面白い例え話を紹介します。
■まず、空っぽの箱に様々な「ピース」を入れていく
就職活動を始めたての時は、箱は空っぽです。
そして、自己分析・業界研究・セミナー・インターン、様々なことを経験しながら、その箱は少しずつ違う形の「ピース」で埋まっていきます。
もちろん埋まっていく一方ではなく、経験を通じて、取捨選択もしていきます。
■いっぱいになった箱に「最後の一滴」が加わる
そして、一杯になった箱に「最後の一滴」が入ります。これが「決め手」になるものです。
この最後の一滴で意思決定がなされ、志望会社への入社意思が固まると思うのです。
逆に、この最後の一滴がないまま決定してしまうと、少しずつ会社のネガティブな所が見えてきたときに、入社の意思が崩壊します。
■最後まで「論理的」な志望動機は必要ない
意思決定する瞬間を「選ぶ」と呼ぶなら、会社選ぶときに重要なのは「直感」です。
でも、意思決定に至るまでの過程はある程度「論理的」に考える必要があります。
無数にある企業群を現実の選択肢として何社かに選ぶ際には、理性というか論理が必要不可欠なのは当然ですよね。
ただ、選択肢を2社まで絞ってどっちでもいい、という状態で一つに絞るとき、最後は直感で選べばいいんじゃないでしょうか。
「会社の課題点が入社への障壁ではなく、自分が解決すべき課題だと思えるなら、そこに入りなさい。」
筆者がずっと就職活動中、心に刻んでいた言葉です。
※ 企業の実態を探りながら業界を把握!エンカレッジ業界別企業分析セミナー
*1:photo by VIKTOR HANACEK
ベンチャー企業内定者に聞いた!「あなたの心に響いた一言はなんですか?」
こんばんは。ハニーです。
この時期になると、「大手企業かベンチャー企業か…」みたいなことで迷う方も多くいらっしゃるかと思います。
私的には、大手とかベンチャーなどの「フィルター」を通さず組織を比較してください、と言いたいのですが、それでも「なんでベンチャーに決めたんですか?」という質問はよく耳にします。
なので今回は、他のベンチャー企業の内定者にも話を聞いてきました!
とはいえ、多くの意見を聞きたいと思うので、かいつまんで、「どんな言葉をもらって勇気づけられたか?」という内容でお送りしますね。
自分の好きなことをしなさい。そのために俺たちは投資したから。ただし努力は怠るな。(親・兄弟からの言葉)
本当にいいご家族ですね、これは。
挑戦とは常にリスクと隣合わせなもの。私が親でもできれば自分の子どもにはリスクを負わせたくはないと思ってしまうかもしれません。
家族からのこういった言葉は本当に勇気づけられるとともに、親への感謝は何をするにしても忘れてはいけないな、と実感させられる一言です。
自分がどうするかじゃないの?(友人からの言葉)
「~だから」「でも~」なんて言っている暇があれば自分で行動しろ!ってことですね。
できない理由をどれだけ論理的に説明できても価値はありません。自分ができることを考えましょう!
金儲けのためならバイトでもいいじゃん。(社員さんからの言葉)
これは、本当にその通りですね。
就職するからには、お金以外の理由も必ずあるはずなんです。
組織が好きだとか、やりたいことがあるとか。
もっと言うと、お金は「誰かを幸福にしたご褒美」として得られるものです。
「誰を幸せにしてお金を稼ぎたいか?」ということを考えるのもいいかもしれませんね。
人生は自分探しじゃない、自分創りだ。 (社員さんからの言葉)
こ、これは深いですね…
要は自分をいくら探しても、自分はどこにもいません、これからの選択肢があなたを作るのだから、しっかり自分と向かい合って決断しなさい、ということでしょうか。
就職活動はこれまでの進路選択とは違い、「人生を決める」ものなのだということを改めて考えさせられます。
いかがでしたか?
その他、「こんなことを知りたい!」という内容があればセミナーなどでお会いした際にどしどしお伝えください!全力で調べます。
*1:※ photo by Joshua Earle
読書家直伝の「無駄のない」本の読み方を知ってますか?
就職活動を始めれば、これまで本を読んでこなかった人々でも本を読み始めますよね。
「ビジネスモデル作り方」「ロジカルシンキング」…などなど、基本的に小説や絵本ほど、読みやすいと言えるものではないでしょう。
ハニーも読書習慣がなかったので、焦って、当時社会人だった人に聞いてみたんです。
「本ってどうすれば無駄なく読めますかね?」って。
その方は話していてもよく「あの本によるとね…」と本の内容を引用しながらも、知識先行な訳ではなく、実践した結果も踏まえてお話してくれる人でした。
今回はそんな、文字通り「本の虫」な人直伝の「読書法」を紹介してみますね。
■「無駄のない本の読み方」とは?
無駄のない本の読み方とは、時間当たりのインプットを最大化できる読み方のことを言います。
つまりは、「同じ一時間を使うなら、たくさん学びのある方がいいですよね」ってことです。
本から得られるインプットには大きく「内容の正確さ」「読み方」「タイミング」の3つの要素からなる、とその人は教えてくれました。
■内容の正確さ
頑張って読んでも、内容が質の低いものだったら、そりゃ学びは小さくなりますよね。
まずは、下記2点を確認するのが鉄則中の鉄則です。
①著者は本の内容に関してプロか
書籍の最後にプロフィールが書いているので、見てみてください。時間があればその人の名前を検索してみるのがベストです。
②長い時間を経ても残っているものか
長く読まれている本は本質を書いたものがかなり多いです。
■読み方
本を手にして、実際にどういう風に読むのか、その方法も大事です。
読み方は「目的意識」と「ページの追い方」を意識しましょう。
「目的意識」とは、つまり「何を得るためにこの本を読んでいるのか?」という根本的な考えです。
「ページの追い方」を意識するということは、その本は、一冊すべて読まなければならない内容なのか、ということを考えるということです。
例えばビジネス書の場合、すべてを読む必要はなく、目次を見て必要な所だけかいつまんで読めば良いことがあります。がむしゃらなだけでは効率はよくなりません。
■タイミング
例えばテスト前は、皆さん自然と「本気」で勉強しますよね。
つまり、「切迫したニーズ」があるとき、知識の吸収率は高いんです。ハニーの場合もそうですが、他の知識豊富な同期や社会人を知って死ぬほど焦ってから、集中することができるようになりました。
いかがでしたか?
結局は人それぞれあったやり方はあるので、まずはこちらの方法を実践してみて、自分に合った「読書スタイル」を探してみてくださいね。
*1:※ photo by Toffee Maky
【イベントレポート】10/27(火) ~自己分析ってどうやるんですか?~
こんばんは、ハニーです。
昨日、10月27日に第2回エンカレッジ秋選考攻略講座が開催されました。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!
今回も前回と同じく
①秋選考についてのレクチャー
②個人ワーク
③16卒内定者との座談会
という内容でした。
具体的には、
・就職活動における秋・冬期のインターンの意味
・16卒内定者の去年度の就職活動の進め方
を聞いたうえで、10月以降の行動を明確にしていこう、というものでした。
その中でもやはり、「自己分析の方法がわからない」という声が多かったので、今回はハニーが行った自己分析をご紹介しておきます。
■自分史(自分の歴史)を実際に書き起こしてみる
幼少期~現在まで、それぞれ区切って当時のことを思い出しながら、「どういうところに喜びを感じたのか?」「どういうことが起こると悔しいと思っていたのか?」ということを洗い出します。
過去喜びを感じたのであれば、未来においてもそういった環境に喜びを感じるのだろうという前提で、自分が求める組織の特徴をあげていきます。
■特徴が当てはまるという仮説立てと仮説の検証
ここでインターンや、業界研究、セミナーなどを使います。
自分が求める特徴に当てはまると思っていた業界は本当にそうなのか?ということを実際に自分の目で見て、判断していきます。
どういう業界に自分の望む組織が多いのかわからない、という時は先輩にその思いをぶつけてみて、意見を聞いていました。
この2点をひたすら繰り返すことで徐々に自分という人間を客観視できるようになり、「本当にやりたいこと」や「入りたい会社」を見つけられたと思います。
特に業界別のセミナーや、先輩との面談は仮説検証にかなり効果的な場でしたので、皆様もぜひ実践してみてくださいね。