Real Job Hunting

すべての優秀な就活生に送る、「就職活動の考え方」

「高学歴ブランド」が気づけば「足枷」になってしまう怖さ

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(想定読了時間:5分)

こんばんは。

就職活動を終え、あとは卒業論文というラスボスを倒せば、4月から晴れて社会人の仲間入りをするハニーです。

周囲には就職を嫌がる声も多いですが、私は楽しみでなりません。

それは、「自分が納得のいく就職」をしたと認識できているということですね。

そんな私でも、就職活動中には、かなりの壁にぶつかってきました。

特に、立派な学歴を持つ学生が陥りやすい罠には存分にはまりました。

一見立派な高学歴がとてつもない足かせになってしまうのです。あぁ、怖い。

今回は、その足枷のやばさと、私がどうやってそんな状況を打破したのかを合わせて書いてみます。

 

■陥りやすい「学歴ブランド」の罠

高学歴の方々、特に関西圏でももてはやされるような名だたる大学で勉学に励まれた人々は往々にして「せっかく○○大学に入ったのだから…」というマインドが働き、気づけば自分の意思ではなく、親や学歴といった「外部環境」によって自分の進路を決定してしまいがちです。これが致命的な理由は2つあります。

 

(1)誤ったファーストキャリアは社会を見つめるときの「メガネの度数」を狂わせる

今後私たちは社会人になれば約40年間、仕事に従事するわけです。その際に社会を見つめる「メガネ」は非常に重要になります。

例えば、ファーストキャリアを自分の意思とは関係なく決めてしまった場合、「仕事が楽しくない」だの、「俺のすべき仕事ではない」だの、不満があふれて「仕事は我慢してするものだ」などと思ってしまうわけです。

もちろん仕事には我慢しなければならない局面も多々ありますが、全体で見れば、目標に向かって組織での自分の価値を最大化していく、というこの上なく楽しいものであるはずなのです。

筆者は中学生時代、野球をしていたのですが、親にいやいややらされていた友人は、成果がでずに万年補欠でした。そしてそのほとんどは高校では野球をやめ、野球を嫌うようになっていきました。

外部環境に頼った意思決定の先で成果が出ないと、人はずっと従事していることに対して何の魅力を感じなくなってしまうのです。

 

(2)外部環境に頼った決定は言い訳を生む

先ほどの内容と少しかぶりますが、例えば、親に心配をかけたくないからという理由で自分の気持ちを抑えて大企業に就職したとしましょう。そこで仮に初めの2、3年は下積みがあり、思うような仕事ができないとなると、外部環境に依存して意思決定をした人は自分の過去の意思決定を「他人のせい」にすることで解消してしまうのです。

「親に心配をかけまいと思ってこの道を選んだのに…」

「周囲がこの企業を進めてきたから入社したのに…」

そういうマインドが無意識で働いてしまうのです。

また、外部環境に依存した決定をしてしまった人は、本当の逆境に陥った時に「自分がなぜ今それをやっているのか」という本質的な問いに答えることができず、完全に自分で意思決定した人と比較すると、発揮できるバリューの価値の差は火を見るよりも明らかなわけです。これは、逆境は多いであろう社会においてかなり致命的なものになります。

 

■筆者が実行した「足枷」対策

とはいえ、現在はこの上なく立派なコミュニティにいるわけで、「その学歴ブランドが足枷になっててがやばいんだぜ!」と言われても、そんなに簡単にマインドセットを変えることはできませんよね。

冒頭で述べた通り、筆者も完全に立派な学歴が足枷になっていた時がありました。そんなときに実行した対策をご紹介します

 

・とにかく新しい人に会って話を聞く 

これが一番オススメしたい方法です。なにより手っ取り早い。私も就職活動時代は様々な先輩や社会人の方の話を聞いて、様々なことを教えていただきました。

中には、「自分の過去の意思決定を後悔している」だとか、「入社してからメンタルが崩壊して1度休職した」などのネガティブなお話しもあり、直接そういったお話しを聞くことでかなりやばさを実感できたのを今でも鮮明に覚えています。

やはり、何をするにしても先人の失敗を聞いたうえで、その対策を打つことによってこそ、よりよい成果が期待できるのではないでしょうか。

つまり、「失敗の質」を上げるためには、先人と同じ失敗をしている場合ではないということです。

 

・就職活動系のイベントへ行く

筆者は極度の人見知りでして、いきなり新しい人に会いまくるなんて、本当に無理だと感じていました。

そこで、まずは少人数制(定員20-40名くらい)の就職活動セミナーに行きました。そこでいろいろな同期や、そのセミナーを開催している先輩とのコネクションを作りました。

そこで出会った人々には自分が悩んだときにたくさん相談させていただきましたし、今でも食事に行き様々なことを教えてもらっています。

そこで感じたのは高学歴の価値は「コミュニティの質の高さ」にあるということです。やはり、高学歴の方々は基本的には非常に優秀です。その中に少数でも自分で意思決定をしている人がいると、本格的に自分のやばさに気付いて焦りを感じたりもしました。

そういう人々と直接対話することで、自分自身の意思決定を問い直すきっかけにもなりましたし、学歴によって構成されていた天狗の鼻もへし折られました。

筆者のような人見知りタイプの方は、まずこちらから始めてみてはいかがでしょうか。

 

直近でしたら、10/22(木)・10/27(火)に各回40名限定で少人数制の就職活動セミナーを開催します。

今回はかなり優秀な先輩も当日参加します。確実にみなさんの「足枷」を外す手助けをしてくれることかと思いますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

 ■詳細

Written by honey